「前立腺肥大をスッキリ治す本」を読んだ感想・レビュー

2017年5月19日

前立腺肥大

前立腺肥大をスッキリ治す本」という本を読んでみました。

この本ではタイトルの通り、前立腺肥大を治すことに触れていますが、同時にED・勃起障害にも触れてくれている、いろいろな分野で役立つ本だなと思いました。

著者は泌尿器科医の持田蔵先生です。

男性更年期障害

やはり、前立腺肥大には男性ホルモンであるテストステロンが関わっているそうです。私も泌尿器科に言ってテストステロンを計測してきて、男性更年期障害であることがわかっています。

尿が出にくい、トイレが我慢できない、残尿感があるなど、尿に関するトラブルがある方、ひょっとしたら前立腺肥大かもしれません。

また、EDも、前立腺肥大と関連があるそうです。前立腺の横には勃起に関係する神経が通っているため、前立腺肥大の治療をしたらEDも治った!という人も少なくないようですよ。

前立腺肥大症の人にオススメの食品

この本では、前立腺肥大症の人にすすめられる食品として、このようなものがありました。

大豆製品

前立腺が同じくらい肥大していても、大豆製品を食べて大豆イソフラボンを摂取している人のほうが症状が出にくいそうです。納豆、豆乳など、大豆製品ならなんでもOKです。

牡蠣

牡蠣には亜鉛が多く含まれていますね。亜鉛の摂取量の少ない人は、前立腺の炎症を起こしやすいと言われているようです。

ざくろ

ザクロと、特にその種子には前立腺肥大症をはじめとした前立腺の疾患を抑制するという研究報告があり注目されているようです。ザクロジュースや冷凍ザクロなどで食べるのが良いでしょう。

筋トレは有効!

この本でも、やはりEDを防ぐには筋トレが有効と書かれていました。

筋トレにより筋肉に乳酸がたまり、乳酸は体のさまざまな機能をコントロールする成長ホルモンの分泌を盛んにしてくれるそうです。すると、性機能を高めるテストステロンの産生が促される、と書いてありました。

また、成長ホルモンにより体内の血管が丈夫になり、動脈硬化を抑えてEDを予防してくれるようですね。

具体的な筋トレメニューとしては、やはりスクワットをすすめていました。

自転車やエアロバイクは注意

筋トレは有効とはいっても、やはり自転車運動は避けたほうが良いようです。特にサドルの細い自転車は前立腺の血流を悪くし、慢性前立腺炎を引き起こす可能性があります。EDの原因になるとも言われており、自転車運動は避けたほうが良いでしょう。

自転車だけでなく、長時間の運転やデスクワークも注意が必要のようです。

ワクワク・ドキドキ体験

この本では、テストステロンを増やすためにワクワク・ドキドキする体験を増やすことも薦めています。

ワクワク・ドキドキとは人によって異なりますが、例えば、これまで経験のないスポーツをやってみたり、新しい趣味にチャレンジしたり、いつもと違う経路で帰宅してみたり、などが紹介されていました。

泌尿器科を頼ろう

さて、下半身に不安を覚えてきたら、著者はぜひ泌尿器科を受診して下さいと述べています。

とはいっても、泌尿器科はなんとなく汚らしいとか、男性ばかりとか、なんとなく嫌なイメージがありますよね。

ですが、私も先日泌尿器科に行きましたが、全く汚くありませんでしたし、患者の半分は女性でした。また、内科では専門の検査ができなかったりしますので、ぜひ泌尿器科に行ったほうが良いでしょう。

気になった方、ぜひこの本を読んでみて下さい!