書評・レビュー「ヤル気がでる! 最強の男性医療」ED、前立腺がんなどが気になる方に

2017年5月29日

「ヤル気がでる! 最強の男性医療」

今回は「ヤル気がでる! 最強の男性医療」という本を読んでみました。「うつかな?と思ったら男性更年期を疑いなさい」と同様、順天堂大学の堀江教授の本です。

内容

さて、タイトルにもある通り、この本の特に後半では前立腺肥大や前立腺がんの治療に関する記述が満載です。病気になってしまった方にとっては食い入るような内容が込められており、治療方法も新しいものですから、難解な内容が含まれています。

一方で、本の前半は後半に比べて優しく軽い内容で、「テストステロンがいかに重要か」、「テストステロンを増やす方法」、「EDの予防法」などなどについて書かれています。

うつかな?と思ったら男性更年期を疑いなさい」とかぶる内容は半分程度だと感じました。

男性型更年期障害(LOH症候群)が気になる方は「うつかな?と思ったら男性更年期を疑いなさい」を、前立腺肥大や前立腺がんが気になる方は「ヤル気がでる! 最強の男性医療」がオススメです。EDの人はどちらの本も勉強になると思います。

勉強になった内容

以下、私が読んでいて勉強になったと思う方法です。

テストステロンはインチキが嫌い

テストステロンの高い人のほうが、競争心は有るけれども何事に対してもフェアな姿勢を取る。また、自分の不利益を顧みず、仲間や周囲のために努力し、犠牲になれる気持ちも。

では女性はどうか?

女性の場合はオキシトシンにより、周囲に対して愛情を注ぐようになる。ただ、その対象はテストステロンの「社会のため」「不特定多数の利益のため」よりも「我が子のため」「家族のため」「愛する人のため」という自分に近い対象になる。

女性とテストステロン

女性の体内では、実はテストステロンの方が女性ホルモンのエストロゲンより10倍以上も量が多い。女性が更年期にアイドルを好きになったりするのは、このせい?

また、テストステロンが低いと「共感力」が高い。人差し指の長い女性(テストステロンが多いと推定)は、あなたの疲れた心を読み取って優しくしてくれるかも。

夜は明かりを落としてメールを見るな

セックス

人間は夜に眠る生活を繰り返すようにできている。日本の夜の照明は動物にとってはとても明るく、ストレスとなり交感神経が活性化し、視床下部から副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRF)が放出され、精巣がテストステロンを作らなくなります。

夜には欧米のように、部屋の明かりを落としてメールを見ないようにすれば、少子化にも歯止めがかかるはず。

手術でテストステロン値が高まる

テストステロンが増えれば筋肉隆々になることは知られていますが、なんと強制的に、ガストリック・バイパス手術という胃の入り口を縛って食べられる量を強制的に制限する手術を行ってもテストステロンの値が上昇することが分かっています。

肥満の人はテストステロン値が低くEDであることも多いようですが、この手術でいずれも改善するようです。

ただし、通常のダイエット(食べる量を減らす)をしても、テストステロンの量には影響ないとのこと。テストステロンの原料であるコレステロールの摂取が少なくなってしまうから?

硫黄の温泉でEDが解消

勃起にはNO(一酸化窒素)は関わっていますが、硫化水素を含む温泉に入るとNOの働きが長持ちし、天然バイアグラのように働きます。硫黄の温泉に長く浸かると湯あたりして体がだるくなったりするのは、血管がゆるむせいです。EDの人は、パートナーと一緒に温泉に行ってみては。

漢方薬とノコギリヤシ、ピクノジェノール

先生は頻尿を訴える患者に牛車腎気丸と補中益気湯をよく処方するようです。あるいは八味地黄丸ですね。

そして頻尿に聞くサプリメントとしてノコギリヤシをすすめています。

フラバンジェノール、ピクノジェノール(フランスの海岸の松の枝からとれるエキス)にもノコギリヤシと同様、5α還元酵素の働きを阻害する作用があり、悪玉男性ホルモンができにくくなる作用があります。また抗酸化力も高いので、NOの働きを高めてEDが改善するそうです。

女性ホルモンと前立腺肥大

悪玉男性ホルモンDHTに加えて、女性ホルモンも前立腺肥大に作用するようです。

尿管結石とED

尿管結石は、現在ではESWLという衝撃波を使う医療機器で治すことができます。これに目をつけたイスラエルの教授が、陰茎に衝撃波をあてると、血管が新生して勃起しやすくなることを発見しました。

トマト、ワイン、大豆は健康のもと

栄養

トマトにはリコピンをはじめ、さまざまな抗酸化物質が含まれています。前立腺がん予防にとても有効です。大豆には大豆イソフラボンがあり、これは腸内細菌の作用で発がん作用を抑えるエコールという物質に変わります。

ただし、大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た作用があるので、摂り過ぎには注意ですね。

大人が乳製品を摂ると危険

子供は良いのですが、大人が乳製品を摂るのは危ないです。

牛乳は動物性脂肪の宝庫で、前立腺がん・乳がんの強い原因になります。確かにカルシウムは豊富にとれますが、カルシウムは他の食べ物でとりましょう。

日本より前立腺がんが多いアメリカではよく知られており、スーパーで売られている乳製品はほとんどが「無脂肪」「低脂肪」です。日本は今も「美味しいし体に良さそう」として無調整がたくさん売られていますが、、

ヨーグルトも同様に動物性脂肪がたくさんあります。低脂肪ヨーグルトにしましょう。

 

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